2020年9月アーカイブ

こんにちは。ご機嫌如何でございますか。四谷でお世話になっていた当店ですが、10月1日より当店とは兄弟店といえる「茶道具みやした(都営大江戸線市谷柳町駅徒歩すぐ)」と一緒に営業させて頂く事になりました。よって引越し作業のため9月26日から30日までお休みを頂戴します。新店舗は車ですと四谷三栄町から10分もかからない場所ですが、ご利用頂く地下鉄は都営大江戸線になりますので、JR乗換えですと新宿西口か飯田橋が便利かと思います。「宮下深和」と「茶道具みやした」が一緒の店舗になることにより更にお道具が充実し、"茶道具総合センター"の様な充実した店舗にしてまいりたいと思います。カタログのご注文等は店舗毎に電話番号を分けておりますので、ご贔屓いただいております店舗の方に今までどおりご連絡下さい。また、来年の夏には売場を更に広げる予定でおります。コロナ禍の中で茶道界においても先の見えない状況ではございますが、今の状況に負けず元気を出してゆきたいと思いますゆえ、今後も宜しくお願い申し上げます。
≪宮下深和新店舗:東京都新宿区市谷柳町26-1 茶道具みやした 店舗奥≫
≪電話:0120-222-589≫
暑さもやっと収まりかけてきたこの頃ですが、如何お過ごしでしょうか。
ご来店のお客様とお話しさせて頂くと、「年内の茶会が全て無くなり、お道具も目的がないとあまり買う気にならない」というお言葉が聞かれます。売る側としては、「なぜ、この安いタイミングで買っておかないのか?」と、思うことも多々あります。当然、茶道具店としても食べてゆくには必死になって道具を売らないといけないのですが、商売人としてよりも茶人として「なぜこのチャンスに買っておかないの?」と思う事が非常に多くなりました。茶会が自粛されている昨今の状態はどの小売店においても道具が売れず、やむを得ず値段を下げてでも回転・換金させようとしており、買う側にとっては今が買い時であるのは間違いございません。それと同時に茶道人口の低下により教室をやめてお道具を手放される方もいらっしゃいますが、茶会が自粛されている今はとても相場が安くなっているのです。ですので、直感が働いて欲しくなった道具以外に、お稽古や茶会に必要なお道具こそ今、お揃えになるべきかと存じます。また、こうした状況は職人さんにも多大な影響を及ぼしており、仕事がなく廃業する方もいらっしゃいます。茶道具の修理や小物類の調達に関しても苦労する時代になってきましたが、伝統を守りつつ困難な時代に即した方法も模索しなければなりません。誰も経験したことのない状況ですから皆でアイデアを出し合う、情報交換しあうことによりベストな方法を考えなければなりません。皆様におかれましてはコロナ対策を万全にしてお稽古を再開されていると思いますが、「お茶を始めよう。」「始めたい」と思うきっかけについても今まで以上に未経験の方に提供したいものです。話は変わりますが、最近見たドラマで眉目秀麗な役者さんがお茶を点てているシーンがありましたが、演技指導されている先生がきちんとご指導されているためか、見ていてとても凛々しいものでした。人がいて道具があって動きがあって全てが揃って成せるものだと思いますが、そうしたシーンを見て"お茶をやってみたい"と思われた方は多少なりともいると思います。ドラマに伝統文化のシーンを、しかもそれらの所作をいい加減にしないで頂けるドラマ製作者の方には敬意を表すと共に、応援したくなります。茶道点前の番組などは茶道に興味があって初めて見るものですが、ドラマのワンシーンなどは茶道に興味のない人でも見ます。また、それがきっかけとなって茶道を始める人もいる事を考えると茶道啓蒙の意味からともありがたいものだと感じます。
文章が長くなってしまいましたが、茶道人口の低下に反して茶道がますます賑わうように何かしたいものです。

宮下深和プロフィール

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はじめまして。宮下深和ブログです。
よろしくお願いいたします。

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